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2012年07月25日

(首都圏情報)ー原発通信 264号 7月24日

【原発通信】264号  7/24

▼政府事故調、報告書提出。

 最後の事故調報告が出ました。しかし、これといって目新しいものはないようです。この政府事故調の委員になっている九州大学副学長の吉岡斉氏が若かりし頃、ちょっと縁があり知っていたものですから、どうするかと関心をもって見ていたのです。昨年、西南学院大学で講演したというので、その講演録も取り寄せて読んでみました。その講演録を読んで、そのデタラメさと改めて知ったわけです(本通信158、159号)。本通信159号で、【「私(吉岡氏)としてはそう簡単に再稼働させないぞという立場をとっています。過酷事故を起こさないような技術的・制度的仕組みを整備することが必要条件です」と。それに期待したいのですが、「技術的・制度的仕組みを整備」されれば、再稼働OKということでしょう】と書きましたが、やはり、「技術的・制度的仕組みを整備」されたと何を根拠にか、野田首相は「自分の責任で」といって再起動を「決断」、大飯原発3、4号機は再稼働され、現在フル運転しています。吉岡さん、「力及ばずして」なのか、残念でした。

 どの事故調報告もそうですが、今現在のところ、「事実はわからない」ということだけは共通しています。アンゼン教の人たち、死んだ人はいなく、安全なのですから、現場に行って確認してきてほしいものです。「ほら、大丈夫でした」と。それができないのなら、「原発依存率40%といったらそっちを賛成する」などと言わないことです。それをしてから言ってほしいものです。電力会社=推進派=アンゼン教の信者たち。



●<政府事故調>規制庁に継続調査の部署設置へ

毎日新聞 7月23日(月)23時38分配信

【畑村委員長は「原子力災害が二度と起こらないよう提言した。政府は真摯(しんし)に対応してほしい」と要請】

【東電の「想定外」という主張に対し、「根拠なき安全神話を前提にして想定してこなかったからに過ぎない」と批判。東電には、不十分な津波対策や組織的な危w)機対応能力の弱さなどの問題を解消し、より高いレベルの安全文化を構築するよう求めている】

とのことですが、そもそも、原発・原子力に対して「より高いレベルの安全文化を構築する」ということが成立するのかどうかです。言葉尻を取るようですが、「より高い」ということは、当たり前ですが「絶対」はないということを言っていることと同じです。原発・原子力は「絶対」がなければ動かしてはいけないものなのではないでしょうか。それを、今、分かっている範囲で「より」と言っても、3.11では想定外、1000年に一度などといって逃げようとしているわけで、今度(あったら困るのですが)起きたら、1500年に一度とか、今までの知見にないなどと言うにきまっています。今の知見にないことをしてはならないのです。何せ、相手が原子核・人の手に負えない代物なのですから。NHKスペシャル「メルトダウン連鎖の真相」(下記)で東電の幹部が言っているように事故が起きたら「日本がおかしくなってしまう」ものなのですから。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120723-00000129-mai-pol

 ※これ以上読みたい方は、下記を開いてください。

http://www.genpatsu-tsushin.com/index.html






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Posted by 代表:岩井哲 at 13:01│Comments(0)脱原発資料・発言
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