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Posted by チェスト at

2013年03月29日

ハッピーなご報告:美子ちゃん・国家試験に合格→今夜、お祝い

 ハッピーなご報告です。県庁前金曜行動で、よく司会を務めて下さっている有川美子さんが、昨日の第25回介護福祉士国家試験で、2次(実技)試験に合格されました。おめでとう!この喜びを、皆さんとともに共有したいと思います。 
 そこで、明けて今日は、定例の金曜行動、午後6時~7時なので、急遽そのあと、7時30分から近くのフラカッソ(鴨池2-27-5、電話・259-1201)で合格祝いの食事会を催したいと存じます。会費は、各自の飲食代のみ(別会計)。美子ちゃんの分は、みなさんのカンパで。
 車で県庁前に来られる方も多いので、出来れば昨夜のうちにご連絡できればよかったのですが、昨夜会議等で私が忙しく、それは叶わず、今日のご連絡になりました。皆様、出来れば岩井(fbもしくは090-3419-6153)にご連絡の上、ご参集のほどをよろしくお願いいたします。  

Posted by 代表:岩井哲 at 12:18Comments(0)お知らせ

2013年03月28日

年内再選挙の流れが強まるかー違憲、無効の高裁判決を高く評価

年内再選挙の流れが強まるか
違憲、無効の高裁判決を高く評価

2013年3月28日 田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

<「違憲であっても無効ではない」
そんな甘い考えを持っていなかったか?>


広島高裁は3月25日、昨年末の総選挙における小選挙区の区割が「違憲」であり、広島1、2区の選挙を「無効」とする判決を示した。その後も、同様の判決が相次いでいる。

当然のことながら、日本の司法が立法や行政に対して毅然とした態度で臨んだことを高く評価する。

このような事態を招いた責任はどこにあるのか。その責任を誰がどのように引き受けるのか。しかも、解散当時既に定数の不均衡が違憲状態にあることは明白であった。それにもかかわらず、総選挙をあえて断行したのだからきわめて罪深い。

罪一等と言うべき野田佳彦首相は、判決への感想を求められても沈黙して立ち去ったという。おそらく彼は、周辺から「違憲となっても無効にはならない」と言われてそれを信じたのであろう。

今回の判決は、現衆議院議員の正統性に疑いがあると言われたに等しい。そして、そこで選ばれた首相や内閣まで正統性に欠けていると言われても反論できない。それどころか、国会で成立した法律や条約、予算などすべてが憲法違反の中での所産ということになってしまうのだ。

判決は、国会と内閣の怠慢を厳しく批判している。最高裁の違憲状態判決を経て1年半以上も“一票の格差是正”を放置したこと。国会の会期が479日もあった。「消費増税を柱とするいわゆる社会保障・税一体改革関連法など、極めて多くの政治的課題を抱えていた法律が成立していることをみても、是正が合理的期間内になされないと言わざるを得ない」と判決は断じた。要するに、消費税増税を定数是正に優先させた。税法を憲法に優先させた。それを痛烈に批判しているのだろう。

おそらく、国会も内閣も最高裁ではせいぜい「違憲であっても無効ではない」との判決が出ると今でも信じている人が大半なのだろう。

また、今回の判決は「最高裁の違憲審査権も軽視されていると言わざるを得ない」とも述べている。この一文は軽視している政府や国会を責めているように見えるが、むしろ軽視されてもなお、甘い判決で済ませるかもしれない最高裁に対する強い牽制でもあると理解した。最高裁はいよいよ追い詰められたのだ。

憲法違反の中で生まれた国会や内閣は、国民からだけでなく、諸外国からも信頼を失う恐れがある。もしも最高裁が内閣や国会に遠慮して甘い判決で済ませれば、日本の統治機構が三権分立どころか、三権一体とも見られかねない。そして憲法の権威も失墜するのだ。

<もはや待ったなしの再選挙実施
「三権」の真価が問われている>
ところで判決は、無効の効果が今年11月26日をもって発生するとして猶予期間を置いている。暗に選挙のやり直しを命じていると言ってもよい。もはや待ったなしのところまで来ているのだ。

本欄で私は、まずは0増5減の最小限の是正で違憲ではない総選挙をし、その後に抜本改革をと何度も主張してきた。そのために解散・総選挙は今年の夏以降まで先送りすべきであった。

さらに言えば、一昨年の最高裁判決後直ちに定数是正をして解散していれば、経済も外交ももっと早く立ち直った可能性が高い。

さすがに安倍晋三首相は、今のところ今回の判決を真摯に受け止めているようである。

そもそも規則を守らない人には、新しい規則をつくる資格がない。憲法改正を唱える為政者は、まずもって現行憲法を厳正に厳守しなければならない。たとえ最高裁が「無効ではない」と判断しても、「違憲」とされたら年内早期に再選挙を実施すべきである。そうすれば、内外からさらに大きな信頼を受け、政権の指導力も格段に強まるに違いない。

今や、国会、内閣、司法それぞれの真価が問われているのだ。  

Posted by 代表:岩井哲 at 13:59Comments(0)講演会など

2013年03月27日

第38回 対県庁、川内原発再稼働・南大隅町最終処分場反対行動

第38回! 3/29(金)午後6時! 対鹿児島県庁~九電前、川内原発再稼働・南大隅町最終処分場反対の定例抗議行動に起ち上がろう!

 ・この抗議行動は、鹿児島県庁前にて毎週金曜日夕方18:00から市民の有志が集まって行われます。今月から、やや方針変更で、毎回18:00開始は変わりませんが、第2金曜以外は、19:00まで、県庁構内道路端にて集会・ライブ(飛び入り大歓迎)を行います。第2金曜日のみ、18:45位から県庁前ー九電前への抗議デモ、そのあとJA前での連帯呼びかけ行動を行い県庁前に戻り、19:30終了予定です。

 ◎ 皆様にご報告ですが、この県庁前行動のグループから南大隅町長選挙の支援に頻回に出掛けていた松元成一さんが、現地からの要請に基づき3/21付けで「張り付き専従」として、選挙終了まで、現地事務所(℡・0994-28-1515)に常駐することになりました。彼の大いなる頑張りに敬意を表すると共に、多くの方々が彼に続いて現地支援に入られることを願います。勝利はもう間近です!

 ◎ 前回第37回は、集会12名でした。この日は、午後降り始めた雨が、やや小やみになる中で開始されました。この日の発言はまず、朝の南日本新聞に出た「プルトニウム計画作成断念 / 電事連、月内が提出期限」をめぐり、最初の発言者が、プルサーマル計画の破綻の経緯から説き起こし、詳しい分析と批判を語って下さいました。また、多くのの発言者から、福島第一発電所の停電事故をめぐり、厳しい懸念と激しい怒りの声が相次ぎ、別の発言者からは、2号機だけが停電にならなかった理由解明が鍵ではないかとの指摘があり、今回のネズミが原因で、今は「復旧」なる東電の発表はすべて嘘で塗り固められていて、実は近々にも2号機爆発の危険が深まっているとの強い疑念が語られました。こうして、いつしか7時を過ぎて終了時間になりました。
 
 ・旗の掲示やキャンドル点灯、ポスター掲示の準備など:可能な方は、夕刻5時45分位には集会場にお集まり下さい。

 ・日中の寒さが和らいできたとはいえ、夕刻はまだ冷え込みも厳しく、お天気が不安定な日々が続いていますので、念のため、毎回、防寒具・雨具の用意を怠りないようなさって下さい。

  ・第2金曜日のデモは、自転車やお子様や乳母車を引いてのご参加も、天候さえ良ければ、なんら問題ないくらいゆるやかなデモです。気楽にご参加を!

 ・この行動に関するお問い合わせ・連絡先は、「代表」の岩井 哲(℡・090-3419-6153、メルアド・tetsu080846@po5.synapse.ne.jp)まで、よろしくお願いいたします。 

 ・今後当分は、集会・デモ申請費用(累積赤字の補填が必要)、チラシ作成費用など捻出のため、100円・200円~カンパをお願いしたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
  
 ・口座振り込み・カンパのお願い:下記の口座へ、一口500円、出来れば二口以上のカンパをお願い出来ましたら、我々も勇気百倍です。再稼働阻止の闘いの飛躍に向け、どうか皆様ご尽力下さい!  
           鹿児島銀行 荒田支店
             普通預金 口座番号 3009658
               名義:かごしま反原発連合有志

 ・また、銀行口座に加え、郵便局口座も開設して欲しいとのリクエストもありましたので、(案外手続きが面倒なため)かなり遅れていますが、近々にも公開したいと思います。その際は、ご協力よろしく!   <哲>  



Posted by 代表:岩井哲 at 10:11Comments(0)デモ・集会のお知らせ

2013年03月23日

地震衝撃波の危険性・・・鹿児島県議会への陳情書・追加資料

陳 情 第 11022 号 平成25年 2月22日受理

(件 名)地震衝撃波の危険性を理解した上で川内原発の廃炉を急ぐことを求める陳情第11022号 平成25年 2月22日受理  に関する追加資料

住所:891-0403鹿児島県指宿市十二町4084ー3
電話:080-3186-4675
氏名:武田信弘

次の3点について先の陳情文書に追加します。

(1).通常の地震計では地震衝撃波が計測できていないことや、1994年に起こった三陸はるか沖地震で地震衝撃波による被害があったこと。海震という現象でも地震衝撃波があることが示されていること。そして、岩石の相変化により地震衝撃波が発生する可能性があること。

(2).地震活動期と静穏期について、西日本は既に地震活動期に入っていること。

(3).衝撃的な上下動についてその簡単な破壊メカニズムを説明した記事。


(1) 通常の地震計では地震衝撃波が計測できていないことや、1994年に起こった三陸はるか沖地震などで地震衝撃波による被害があったこと、更に海震という現象でも地震衝撃波があることが分かることを述べている学術論文が見つかりましたのでお知らせします。

 まずインターネット上のhttp://ci.nii.ac.jp/els/110004623020.pdf?id=ART0007333866&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1363795337&cp= にある次の論文です。

「地震波に含まれる衝撃波動の計測」
塩井幸武、滝田貢、境友昭

 これは平成18年1月の論文で、塩井氏は八戸工業大学異分野融合科学研究所教授であり、滝田氏は同大学建築工学科教授、境氏は(株)アプライト・リサーチに所属されています。

 最初に1994年12月発生の三陸はるか沖地震のことが述べられています。この地震は、マグニチュード7.5で、青森県八戸市東方沖200キロのごく浅いところを震源にした地震です。注目するべきは、震源がこのように遠隔地であっても地震衝撃波、つまり、高周波の縦波の被害が建造物に生じることが観察されていることです。「八戸市内における地震被害は第3紀または洪積時代の段丘大地に多く分布している。沖積時代の軟弱な堆積層の上では被害が少ないのが特徴である」と述べていて、従来の固い地盤の上では地震被害が少ないという常識とは被害形態が異なっていると指摘がされています。
 「被災の形態の中には水平方向の地震動では説明しがたい破壊形状もしくは変状のものが少なくないので、いくつかの被災例を取り上げることとする」として八戸市庁舎、JR八戸線の柏崎高架橋など6例を挙げています。
 次に、1988年6月の宮城県沖地震と1995年1月の兵庫県南部地震での被災例を挙げ、「水平動では説明し難く、上下動によるとすると納得のいくものである」としてい、「一般市民からも地震の時に空中に放り出されたとか、突き上げるような強い上下動を感じたという証言も数多く寄せられている」と指摘しています。
 更に、地震計について、「従来の地震動の測定周波数範囲はほぼ30Hz以下に限られていた。その主たる理由は従来からの地震計はムービングコイル型もしくは振動子変位計のように比較的低周波数特性を持つセンサーが使用されてきたことによる」と述べています。そのため、実際に高周波数の揺れを測定できるような地震計を試作し、つくば市の(株)アプライドの社屋に取り付け、2004年3月11日に茨城県南部で発生した比較的小さな地震の波形を記録したところ、「極短周期すなわち高周波波動は上下方向だけだなく、水平方向にも存在することが分かった」ということです。
 2005年2月16日の茨城県南部を震源とするマグニチュード5.4、震源深さ40キロの地震では、震度5弱を記録し、横揺れが卓越していたが、試作した広帯域地震計で「極短周期上下方向の波動が普通の地震波動の中に含まれていることは立証できた」としています。
 更に、こういった極短周期の地震波が建築物を破壊するほどのエネルギーを持つかどうかを検討するために実験をし、「5kgや10kgの比較的軽い鋼製の落錘を15cm程度の高さから落とすだけで300gal程度の極短周期の上下方向加速度を観察できた。すなわち、大地震の際には震源の近傍や比較的良好な地盤上では大きな加速度を持つ、衝撃的な極短周期の波動が地震波動の中に含まれている可能性が高い。しかし、現在のSMAC型の強震計ではそのような極短周期波動を正確に捕捉することは困難であることも立証された」ということです。

 以上のことが論文「地震波に含まれる衝撃波動の計測」では述べられています。しかし、このことは原発の危険性を考える上で非常に大きな意味を持っています。なぜなら、極短周期の波動が震源の直上だけでなく横方向へも伝播していることが述べられていて、原発直下で地震が起こらなくとも、近傍である程度大きな地震が起こるだけで原発の様々な建造物が衝撃的な上下動で破壊される可能性があるからです。

 なお、SMAC型強震計が極短周期の揺れを正確に記録できない傾向があることは昭和の時代から指摘されてきたようです。ただし、この地震計にもさまざまな形式がある様子で、この論文の後、極短周期の波動を正確に捉えることができるように改良された可能性はあります。確認したわけではありませんが。

 上に述べたものとは別の論文でも同様なことが指摘されています。近畿地方整備局のサイトの平成24年度近畿地方整備局研究発表会 論文集に「構造物の地震時衝撃破壊の代表例について」地球システム総合研究所上席研究員:前原博、建設工学研究所研究顧問:櫻井春輔 という論文があります。この論文でも地震衝撃波のことが述べれられています。(http://www.kkr.mlit.go.jp/plan/happyou/thesises/2012/pdf04/19.pdf で読むことができます)
 この論文では、まず、海底で地震が起こり、その震源域の上を航行していた船舶が震源からの地震波で被害を受ける現象、つまり、海震のことについていくつもの事例を挙げ、まとめとして次のように述べています。

以下部分引用:

(4) 被害をおよぼす海震の特徴のまとめ
以上に述べた海底火山活動以外の,船舶に被害をおよぼす海震の特徴を纏めると以下の通りである.
1. 地震発生の初期に到達するP波と異なり,海震は船を損傷さす大きな破壊力を持っている.
2. 海震の衝撃波は粗密波(縦波)である事は船舶工学では常識で,余震毎に何度も発生している.
3. 海震の周波数は60~70Hzや120~140Hz程度が観測され,普通の地震計では測れない波である.
4. 破壊的な衝撃波は本震の後からも発生している.

以上引用終わり。

 更に、阪神大震災などの事例を挙げて陸上の地震についてまとめ、次のように述べています。

以下部分引用:

(3) 地震時衝撃波の発生要因に関する考察
 文献 21,22)によると地震の震源には 1.地殻のズレ破壊,2.地中の爆発,3.マグマの運動,4.突然の岩石相転移などが挙げてある.特に文献 22)では岩石の相変化による弾性波の放射は、特定の条件のもとに実験室で確認されており、その可能性を否定できないとしてある。
 地殻内で臨界状態にある岩石塊が、特定の方向の節理を持ち、地殻のズレ破壊による地震活動で圧力環境が変化し相変化が励起されると考えると、地震の主揺動の後から特定の方向性を持った衝撃波が放射され、体積的に生じるので高周波で大きな破壊力を地表で発揮する現象が生じるという仮説も可能である。
 岩石の相変化は地震現象の全体ではなく,限定的な現象として捉えても,構造物を破壊する威力を発揮すると考えられる.岩石相変化は震源断層近傍に限らず条件さえ整えば生じる.重要構造物の安全性を確保する観点から,構造物を破壊する衝撃波と地殻構成物質の相変化に関する研究は,今後必要になると思われる.

以上引用終わり。

 ここで言う相変化とは、岩石の結晶構造の変化だということです。常圧では安定した物質も地下十数キロでは高温高圧になるため不安定になり、圧力などの変化で結晶構造が変化するということです。
 そして、論文の最後にまとめとして次のように述べています。

以下部分引用:

5.まとめ
本論文ではまず海震に関する事柄を紹介し,兵庫県南部地震での衝撃破壊の代表例としてコンクリート橋脚の軸圧縮破壊と爆裂破壊の事例を少し詳しく紹介した.その要点と課題を以下に纏める.
(1) 海震の粗密波により船舶が壊される海の常識が陸の地震工学や耐震工学に活かされていない .
(2) 構造物を破壊する衝撃波は主地震動の後からも起きると考えると証言と破壊状況が整合する.
(3) 衝撃波による構造物の破壊現象について,既存の資料を再検証し,規準化を図る必要がある.
(4) 破壊的な衝撃波を正確に把握する観測態勢をつくる必要がある.
(5) 地震発生の一つの原因である地殻構成物質の相変化に関する研究を促進する必要がある.

以上引用終わり。

 重要な点は、地震のP波、つまり、初期微動と言われる縦波とは別に地震衝撃波が存在するはずだということです。そして、それは、「地殻のズレ破壊による地震活動で圧力環境が変化し(岩石に)相変化」が起こった結果地震衝撃波が生じるという、2次的な地震波であるとしていることです。ここでも、原発からある程度離れた位置で起こった地震が原発へ地震衝撃波による被害を与える可能性があることが示されています。

 なお、波の性質についてですが、振幅が波動のエネルギーを表すとされます。このことは海で高い波が来ると大きな圧力を受けるように感じることからもうなずけると思います。つまり、波の高さが波の強さであるわけです。ところで、高周波、つまり短波長とは、同じ振幅ならより大きな加速度を意味することになるはずです。なぜなら、それだけ短時間に波の最大幅の間を変化するからです。急激な変化を意味するわけですからそれだけ大きな加速度を持つことになるはずです。しかるに、日本の地震計は30Hz程度の低周波数の振動しか検知できないようになっていたということなのですから、原発の安全性は加速度、つまり、ガルであらわされる量で表現されるということは、地震計そのものによって原発の安全性が過大評価されてきたと言っていいのではないでしょうか。


(2)地震活動期と静穏期について、西日本は既に地震活動期に入っていることを述べている記事です。

 地震の活動期と静穏期の関係について、総務省消防庁傘下の団体である消防研究センター(旧消防研究所)の刊行物「消研輯報」の第49号にある「地震及び地震動の特徴」座間信作(消防研究センター)には次のように述べられています。

以下引用:

3.2 地震活動
 近畿地方に影響を及ぼす地震としては、駿河湾から四国の沖合までを震源域とする海溝型の巨大地震がまず挙げられる。特に南海地震は西南日本の内陸の地震活動と密接な関係があるとされている。南海地震で史料として残っているのは、1605年慶長の地震(M7.9)、1707年宝永地震(M8.4)、1854年安政南海地震(M8.4)、1946年南海地震(M8.1)などで100年から150年程度の間隔で発生している。このような南海トラフ沿いに起こる海溝型の巨大地震と西南日本の内陸の地震との関係を見ると、南海地震の50年程度前から内陸の地震活動が平均して2~3倍活発になり、南海地震後約10年間は更にその3倍程度活発になっている。昭和の例で言えば、1927年北丹後地震(M7.3)、1943年鳥取地震(M7.2)が1946年の南海地震の前に発生しており、1948年福井地震(M7.2)等が地震後10年以内に起こった地震となる。次の南海地震が昭和のそれの100年後だとすると、西南日本内陸では現時点で活動期に入ることが想定され、そこに今回の地震が発生した。
 茂木(1995)は、今回の震源域とその周辺では1965年頃からM4以上の地震が起こっていなかったことから、第2種空白域が出現したものとしている。一方、安藤・他(1995)は、震源域付近の最近の19年間の微小地震分布から、神戸側では地震前1~2年、淡路島側では4~6年間地震活動がほとんど認められず、第2種空白域が形成されたとしている。茂木(1995)と安藤・他では、第2種空白域出現に時間的な差異があるが、これは解析に用いた地震の規模の下限の取り方の違いによるものと思われる。

以上引用終わり。
 
 ここで言う第1種空白域とはプレート境界型地震の震源域でまだ大きな地震が起こっていない地域を指すそうです。第2種空白域とは主に直下型地震が起こる地域でまだ地震が起こっていない地域を指すとされているようです。

 なお、このことと関連し、川内原発の敷地には活断層がないから安全だとする主張がされている様子です。そのため、次の記事を引用しておきます。

http://www.zisin.jp/pdf/nf-vol6.pdf にある
日本地震学会広報誌 なゐふる(「ないふる」と発音するそうです) No.6 1998年Mar.から、

「活断層の定義や地震予知などで活発な論議!」というタイトルの記事。

以下部分引用:

 地表に現れている過去に繰り返され、かつ今後も活動する可能性のある「活断層」は、地表部分では被害を起こすような大きな揺れ(地震動)を発生させず、物理的なずれによる被害が生じるだけだということ。深刻な被害は、圧力が集中する地下の断層で生じる揺れで起きること。話題を呼んだ米国の活断層法も、地表のずれへの対応策でしかないこと。地表部分は、地下で大きな揺れを起こした断層のしっぽである一方で、その地下への手掛かりでもあることなどでしょうか。
 そこで、「活断層が地震を起こす」と一般的に思われていることは正しくなく、別の用語を用いるべきで
はないかとの議論が展開しました。議論をまとめますと、活きているのは地中で、「活断層=危険」という認識が広がっていることもあり、地表のずれに対して別の言葉が必要。地表部分の活断層と被害を起こす揺れを生じる「震源断層」がどうつながっているか、学問的に連続的に考えていいのか、解明はまだであり、従来通り活断層と震源断層(伏在断層)の使い分けでやむを得ない。地殻の構造探査などが進めば、地表に現れていないが今後も地震を起こす可能性がある断層も分かってくるし、地表部分から地下まですべて「活断層」と定義すればいい。
 この背景には、地質学者と地震学者の認識手段の相違があることも指摘されました。さらに、現在の活断層情報を地震リスクの評価でどう生かすか、危険度だけでなくなぜ危険なのか、理由を分かってもらうことの重要性も議論になりました。断層で起きる強震動を予測することの重要性とその不確実性、リスク評価が不動産価格や固定資産税に反映されることで、より社会的理解が進む可能性も指摘されました。

以上引用終わり。

 上の記述は、阪神大震災を起こした兵庫県南部地震で神戸側に震度7の帯、つまり、幅1キロから2キロ長さは地20キロから25キロにわたる壊滅的な被害を出した帯状の地域が出現したにもかかわらず、活断層が見つかっていないことにも符合します。現在、川内原発の立地地域には活断層がないとされていますが、海側には存在が確認されていて、ちょうど、淡路島の野島断層と神戸側の震度7の帯の関係が連想されます。

(3) 衝撃的な上下動についてその簡単な破壊メカニズムを説明した記事。

http://blog.goo.ne.jp/tnnt_1571/e/e3b55a16e5d855627470f73dc7ccaeb3
にある記事です。

手も足も出ない技術士「平ねぎ」の無為徒食日記
上下動による衝撃破壊事例(1)

以下引用:

 画像は、「平成16年(2004年)新潟県中越地震」による上越新幹線魚野川橋梁橋脚の被害写真である。軸対称の特徴的な破壊形態を呈しており、上下動による衝撃破壊であると推測される。橋脚はつぎのような経過を辿って壊れたと思われる。
① 基礎から上下方向の衝撃波が入力された。
② 段落し部(強度・剛性の不連続点)で、それより上のコンクリート塊が上方向に跳躍した。
③ その結果、段落し部のコンクリートに水平破断面ができた。
④ 鉄筋は跳躍分だけ伸びて長くなった。
⑤ 跳躍したコンクリート塊が降下して元の位置に戻った。
⑥ 伸びて長くなった鉄筋が外向きに座屈した。
⑦ 段落し部の被りコンクリートが剥落した。

以上引用終わり。

 上の文章中の「段落し」とは主鉄筋の量が減らされている部分のことを指すそうです。主鉄筋とは、コンクリートが圧縮力には強く引っ張り力には弱いため、引っ張り力に対しての補強のために入れられた鉄筋を指すということです。柱の場合は横方向に揺れたとき、揺れの反対側の側面は縦方向に伸びるので、柱に縦方向に入れられた鉄筋を主鉄筋とするそうです。 「段落し」をする意味は、横方向の揺れがあったとき、柱の上下端に主に力が加わりそこが変形するため、上下端に集中的に鉄筋を入れ柱の中間部には鉄筋をあまり入れないことで、中間部の鉄筋量を節約したり柱全体の軽量化を図るためだとされています。なお、別紙の写真では大変に観察ができにくいのですが、段落し部の下部は鉄筋が二重に組まれているのです。「く」の字に折れ曲がった鉄筋のすぐ内側にまた別の鉄筋があるのが下半分に見えます。

 以上、地震衝撃波の危険性を理解した上で川内原発の廃炉を急ぐことを求める陳情をします。
  

Posted by 代表:岩井哲 at 14:42Comments(0)脱原発資料・発言

2013年03月22日

福島第一原発<2号機だけ停電しなかった理由>

2013-03-20 12:44:02 | 原発の異常情報

<2号機だけ停電しなかった理由>
2号機の爆発を回避するため、2号機への電力増強

新サバイバル掲示板
http://9307.teacup.com/tokaiama/bbs/4205 より

投稿者:mixi小林朝夫さんより 投稿日:2013年 3月20日(水)01時40分8秒
東電の発表を真に受けている悲しきマスコミ 現在、福島第一原発はまったく復旧などしていません!
パニックを抑えるための「嘘」

さて、1号機も、3号機も、冷却装置が復旧し、何事もありませんでしたという東電の発表を
真に受けているマスコミにはあきれます。
みなさんも、テレビのニュースを見ていて「なんだ、直ったのか」と思った人も多いのではないでしょうか。

ここに、事実を書きますが、今回の停電事故は何も直っていないですし、復旧などしていません。
そもそも「復旧」という言葉は「元に戻った」ということを意味しています。

現在、東電がとった措置は、停電前の電気系統を一切使用せずに、新しい代替簡易配電盤と変圧器を使用して、
東北電力から引っ張ってきた母線から電気を取り込み、それを各プールなどの配線に接続して、再起動をさせたのです。
燃料プールを冷やし続けるためには、多くの安定した電力が必要です。
しかし、今回、国民の目をごまかすためにとった措置は、いつ不安定な状態になるかどうかわからない簡易な装置なのです。とりあえず、簡易的にでも冷却装置の起動を確保して時間を稼ぎ、この数日で、停電の原因を突き止めて元の電気系統を復活させるものと思われます。

ここで、問題が浮上してきます。
なぜ、停電したのに、2号機だけは動き続けているのか?
その理由は、今回の停電の理由が、2号機への電力増強だったからです。
実は、2号機に大量の窒素を注入し、注水と冷却をフル回転させないと、爆発寸前の状態なのです。
2号機に電力を増強した結果、他の原子炉、プールへの電力が不足して、家庭でいうブレーカーが異常と判断して働き、電力が遮断されたのです。

東電は何もかも知っていて「嘘」をついています。
2号機が爆発するか、他のプールの燃料棒が溶け始めるのか、いずれ、そのどちらかになると思われます。
人類最大の危機は、今月中に最大の山場を迎えることになります。
いずれ、このときが来るものと思っていましたが、いよいよ来たかという思いで事の成り行きを見守っています。


  

Posted by 代表:岩井哲 at 09:47Comments(0)脱原発資料・発言

2013年03月19日

第37回 3/22 川内原発再稼働・南大隅町核ゴミ処分場反対

第37回! 3/22(金)午後6時! 対鹿児島県庁~九電前、川内原発再稼働・南大隅町最終処分場反対の定例抗議行動に起ち上がろう!

 ・この抗議行動は、鹿児島県庁前にて毎週金曜日夕方18:00から市民の有志が集まって行われます。今月から、やや方針変更で、毎回18:00開始は変わりませんが、第2金曜以外は、19:00まで、県庁構内道路端にて集会・ライブ(飛び入り大歓迎)を行います。第2金曜日のみ、18:45位から県庁前ー九電前への抗議デモ、そのあとJA前での連帯呼びかけ行動を行い県庁前に戻り、19:30終了予定です。

 ◎ 前回第36回は、集会15名でした。この日は、寒さは和らいだかに見えて、夕闇が深まるとともに、風も強くかなり気温も冷え込んで来ました。発言は3/10集会・デモを約2000人以上で賑やかに展開した報告、南大隅町に関しては、原発ブローカー・Hの身元をよく知る年配の方からの発言も飛び出し、加えて森田町長側が何らの反省もなく、開き直り気味に肥後陣営を逆批判しているという展開に参加者の怒りは沸騰し、発言が相次ぎ時間が押してしまい、7時過ぎて終了時間になりました。
 
・ 旗の掲示やキャンドル点灯、ポスター掲示の準備など:可能な方は、夕刻5時45分位には集会場にお集まり下さい。

 ・日中の寒さが和らいできたとはいえ、夕刻はまだ冷え込みも厳しく、お天気が不安定な日々が続いていますので、念のため、毎回、防寒具・雨具の用意を怠りないようなさって下さい。

 ・第2金曜日のデモは、自転車やお子様や乳母車を引いてのご参加も、天候さえ良ければ、なんら問題ないくらいゆるやかなデモです。気楽にご参加を!

 ・この行動に関するお問い合わせ・連絡先は、「代表」の岩井 哲(℡・090-3419-6153、メルアド・tetsu080846@po5.synapse.ne.jp)まで、よろしくお願いいたします。

 ・今後当分は、集会・デモ申請費用(累積赤字の補填が必要)、チラシ作成費用など捻出のため、100円・200円~カンパをお願いしたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
  
 ・口座振り込み・カンパのお願い:下記の口座へ、一口500円、出来れば二口以上のカンパをお願い出来ましたら、我々も勇気百倍です。再稼働阻止の闘いの飛躍に向け、どうか皆様ご尽力下さい!  <哲>

            鹿児島銀行 荒田支店
             普通預金 口座番号 3009658
               名義:かごしま反原発連合有志

 ・また、銀行口座に加え、郵便局口座も開設して欲しいとのリクエストもありましたので、(案外手続きが面倒なため)かなり遅れていますが、近々にも公開したいと思います。その際は、ご協力よろしく!

  

Posted by 代表:岩井哲 at 18:57Comments(0)デモ・集会のお知らせ

2013年03月19日

急遽、3・24天文館街宣トリヤメ→みんなで南大隅へ!

★南大隅情勢がとびきり緊迫して来ました!!!!!(下欄記事参照)                                      

★なので、来たる3・24天文館街宣活動を急遽トリヤメて、この活動に参加予定だった方々を含め、出来る限り多くの人が、南大隅町現地の支援活動に行かれることを呼びかけます。                                                       
★3・24午前8時 北埠頭集合~午後5時 終了~午後7時 北埠頭帰着。費用は、昼食代のみ、車は岩井号1台アリ、他に必要ならもう1台調達予定。ガソリン代・フェリー代は、後払いながら別途支給予定。                                         
★みんなで、肥後町長実現→南大隅核ゴミ処分場阻止に向け、ガンバロー!
  

Posted by 代表:岩井哲 at 11:43Comments(0)お知らせ

2013年03月19日

緊迫する南大隅町選挙情勢・森田サイドの悪あがき

鹿児島・南大隅町長の往生際
聞いて呆れる「正々堂々」

2013年3月19日 08:55

 日ごろ政治家や役人に「往生際」の悪さを見せつけられることが多く、辟易するケースが多いのは確かだが、西郷南洲を生んだ薩摩にこれほど見苦しい連中がいるとは思わなかった。
 高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致にからみ、東京電力関係者との間に収賄の疑いが持たれている鹿児島県南大隅町の森田俊彦町長とその周辺が、町長選を前に身勝手な主張を展開している。
 これまでの取材経過をまとめ、再選に挑む森田町長にはなむけの言葉を贈っておきたい。
(写真は、「正々堂々」の旗がひるがえる森田町長の後援会事務所)

町長をめぐる収賄疑惑 
 森田町長をめぐっては、平成19年頃から南大隅町に高レベル放射性廃棄物の最終処分場を誘致するよう働きかけてきた「オリエンタル商事」(東京都千代田区)の原幸一社長と親密な関係を続けていたことや、同社長からモーターボートを取得していたことが判明。さらに、原氏と東京電力の勝俣恒久会長(当時)を訪ねたり、同氏に処分場誘致に関する委任状を渡していたことが明らかになっている。
 当初の取材に対し、原氏との関係すべてを否定していた森田町長は、問題のモーターボートの登録事項証明書を突きつけられ、一転して「嘘」を認めていた。原氏から受けた飲食接待やモーターボート譲渡は、収賄の疑いが濃い。

 モーターボートに関しては、カネを貸していた友人の会社が倒産したため、現金の代わりにもらったと明言、貸し金の額について「そこそこ(の額)」とまで話していた。じつに醜い「嘘」である。高級ホテルやクラブでの飲食接待についても、一部始終を見聞きしていた証人がおり、言い逃れすることはできない状況となっていた。

嘘の上に嘘―選挙で疑惑を逆利用 
 疑惑発覚から約2週間。町を取材してみると、普通の感覚をお持ちなら辞職して当然の町長が、町役場に居座った上、4月に行なわれる町長選挙で再選を目指すのだという。しかも町長やその周辺は、HUNTERの配信記事がでっち上げだと言ってみたり、町長選の対抗馬と仕組んだ話だなどと主張する始末。これが単なる言い訳ならまだしも、対抗馬を中傷する道具にしているのだからタチが悪い。収賄疑惑を認めるどころか、嘘の上に嘘を重ねる姿勢には嫌悪感を覚える。

 南大隅町における取材において、HUNTERの記者が一番はじめに訪ねたのは町役場にいた森田町長である。その後、町長選挙を前にしているという事情があったため、対抗馬である肥後隆志氏の後援会事務所でも取材している。肥後氏は不在だったが、居合わせた後援会幹部らに森田町長のモーターボート疑惑について尋ねていた。

 彼らは、情報としてモーターボートの件を知っていたが、記者は原氏や町長が疑惑を真っ向から否定しており、原氏に至っては「調べれば分かる」とまで言っていることを伝えていた。口が滑った記者は、疑惑は単なる中傷ではないかとまで言ってしまい、肥後陣営の怒りを買ったほどだった。

 その後、モーターボートの登録事項証明書から町長の「嘘」が判明、町長への再取材の帰り、肥後氏の事務所で前回の非礼のお詫びをしたというのが真相だ。

森田町長に一言  
 森田町長は、昨年12月に「南大隅町放射性物質等受入拒否及び原子力関連施設の立地拒否に関する条例」を制定したから、核のごみ処分場は南大隅にはできないと言う。それならなぜ原氏との関係を隠蔽しようとしたのだろうか。
 森田町長への疑問はまだある。

•選挙のためなら嘘をついていいのか?
•自らの犯罪行為を逆利用して、対抗馬を誹謗中傷する行為が、政治家として、人として許されるのか?

 町長には答える義務があるはずだ。

 仏教でいう「往生」(おうじょう)とは、極楽浄土に往って生まれ変わることを意味する。親鸞は、『善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや』(歎異抄)と説いたという。むずかしい解釈は省くとして、悪人も救われるということだ。ただし、「悪」を認めて仏に頼る心があればという前提がつくことを忘れてはならない。自らの悪行を認めるということは“恥を知る”ということだ。

 森田町長に言いたい。「恥を知れ」と。あなたの旗印は「正々堂々」のはずだ。


  

Posted by 代表:岩井哲 at 11:39Comments(0)報道

2013年03月13日

第36回 3/15 川内原発再稼働・南大隅町核ゴミ処分場反対

第36回! 3/15(金)午後6時! 対鹿児島県庁~九電前、川内原発再稼働・南大隅町最終処分場反対の定例抗議行動に起ち上がろう!

 ・この抗議行動は、鹿児島県庁前にて毎週金曜日夕方18:00から市民の有志が集まって行われます。今後、やや方針変更で、毎回18:00開始は変わりませんが、第2金曜以外は、19:00まで、県庁構内道路端にて集会・ライブ(飛び入り大歓迎)を行います。第2金曜日のみ、18:45位から県庁前ー九電前への抗議デモ、そのあとJA前での連帯呼びかけ行動を行い県庁前に戻り、19:30終了予定です。

 ◎ 前回第35回は、集会20名→デモなしでした。この日は、寒さがやや和らぎ、皆さん、軽装の方が目立ちましたが、寒がりの岩井などは、まだまだ重装備。南大隅町に関して、第5弾が出て、4年半前の知事選の際の東京に於ける伊藤知事の政治資金パーティで、東京電力が150万円を購入してくれたという疑惑までが明るみに出、伊藤知事はその疑惑を否定することも出来ず、取材拒否に及んでいるという。こうした新たな展開に参加者の怒りは沸騰し、発言が相次ぎ、時間が7時くらいまで押してしまったため、今回も集会だけにとどめました。
 
 ・ 旗の掲示やキャンドル点灯、ポスター掲示の準備など:可能な方は、夕刻5時45分位には集会場にお集まり下さい。

 ・日中の寒さが和らいできたとはいえ、夕刻はまだ冷え込みも厳しく、お天気が不安定な日々が続いていますので、念のため、毎回、防寒具・雨具の用意を怠りないようなさって下さい。

 ・第2金曜日のデモは、自転車やお子様や乳母車を引いてのご参加も、天候さえ良ければ、なんら問題ないくらいゆるやかなデモです。気楽にご参加を!

 ・この行動に関するお問い合わせ・連絡先は、「代表」の岩井 哲(℡・090-3419-6153、メルアド・tetsu080846@po5.synapse.ne.jp)まで、よろしくお願いいたします。

 ・今後当分は、集会・デモ申請費用(累積赤字の補填が必要)、チラシ作成費用など捻出のため、100円・200円~カンパをお願いしたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
  
 ・口座振り込み・カンパのお願い:下記の口座へ、一口500円、出来れば二口以上のカンパをお願い出来ましたら、我々も勇気百倍です。再稼働阻止の闘いの飛躍に向け、どうか皆様ご尽力下さい!  <哲>

            鹿児島銀行 荒田支店
             普通預金 口座番号 3009658
               名義:かごしま反原発連合有志

 ・また、銀行口座に加え、郵便局口座も開設して欲しいとのリクエストもありましたので、(案外手続きが面倒なため)かなり遅れていますが、近々にも公開したいと思います。その際は、ご協力よろしく!


  

Posted by 代表:岩井哲 at 18:50Comments(0)デモ・集会のお知らせ

2013年03月08日

「核のごみ」収賄疑惑 伊藤鹿児島知事に飛び火

「核のごみ」南大隅町長の収賄疑惑 伊藤鹿児島知事に飛び火
渦中の社長が語っていた東電側のパー券購入 ― 知事は取材拒否

2013年3月 8日 08:05

高レベル放射性廃棄物の最終処分場をめぐる鹿児島県南大隅町の収賄疑惑が、伊藤祐一郎鹿児島県知事に飛び火した。  

 平成20年に伊藤知事の関連政治団体が東京で開いた政治資金パーティーにおいて、処分場疑惑の中心人物である会社社長の斡旋により、東京電力側が150万円分のパーティー券を購入していたというもの。
 複数の南大隅町関係者が、渦中の人物となった会社社長から直接その話を聞いていたとしており、同社長は知事の自宅を訪問して伊藤知事本人と接触したことも明かしていたという。
 HUNTERの確認に対し、知事は取材を拒否。問題の会社社長との関係や東電側の政治資金提供について否定もしていない。

渦中の会社社長が語っていた知事との関係
 森田俊彦南大隅町長への接待やモーターボートの譲渡が明らかとなったオリエンタル商事(東京都千代田区)の原幸一社長と親しくしていた複数の南大隅町関係者が、6日までのHUNTERの取材に応じ、次のような話を打ち明けた。
•すでに南大隅町の有力者を取り込んでいた原さん(オリエンタル商事の原幸一社長)は、伊藤祐一郎鹿児島県知事との関係を深めることに力を入れていた。高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致は、最終的に知事の同意が必要だったからだ。

•平成20年、知事選が行われた年だった。原氏は、『東京で知事の政治資金パーティーがあった。東電にパーティー券を買わせた』と話していた。金額については『150万円』と聞いた。

•原さんは、知事の自宅で知事本人と会っているとも話していた。


 複数の関係者は、平成19年から20年にかけて、別の立場で原氏と行動をともにしていたが、知事に関する話は以上の内容でほぼ一致している。

「いとう祐一郎東京後援会」  

 この証言で登場する「政治資金パーティー」に該当するのは、平成20年の鹿児島県知事選挙を前に、伊藤知事の支援団体「いとう祐一郎東京後援会」が、東京都内で開いた「鹿児島県知事いとう祐一郎を励ます会」。
 東京都選挙管理委員会に提出された政治資金収支報告書によれば、同会はこのパーティーで997万2,485円を集め、会場費などを差し引いた414万2,300円を知事の資金管理団体「いとう祐一郎後援会 祐祥会」に寄附していた。収入の997万2,485円については、明細が記載されていない。
 同会の会長は京セラの稲盛和夫氏。会計責任者は、知事の「いとう祐一郎後援会 祐祥会」の会計責任者や知事の選挙で出納責任者を務めていた元県3セクの役員だった。

 「いとう祐一郎東京後援会」をめぐっては一昨年10月、同会が、都内にある知事の親族が代表を務める企業の中に主たる事務所を置きながら、事務所費や光熱水費を支払っていなかったことが判明。活動実態がありながら、企業側から事務所費や光熱水費にあたる部分で「寄附」を受けた形となっていたことから、政党や政治資金団体以外の政治団体に対する企業献金を禁止した政治資金規正法に抵触する疑いが浮上していた。

知事は取材拒否  

 突然飛び出した渦中の人物と伊藤知事の関係についての証言。HUNTERは事実関係を確認するため、6日、知事公室秘書課を通じて伊藤知事に次の3点を質問した。

1.知事は、東京都千代田区に本社を置く「オリエンタル商事」の原幸一社長を知っているか。
2.知事はこれまでに、原幸一氏と会ったことがあるか?会ったとすれば何回程度、どこで会ったか?
3.平成20年に知事の関連政治団体が開催した政治資金パーティーにおいて、東京電力及びその関連企業、または東京電力の関係者からパーティー券を購入してもらったことがあるか?

 これに対し7日、秘書課から「知事の回答をお伝えします」として返ってきたのは、『取材にこたえることはできません』との知事の一言だった。事実上の取材拒否である。

 南大隅町の関係者が話しているように、高レベル放射性廃棄物の最終処分場建設を実現するためには、原発同様、立地市町村だけでなく県知事の同意も必要。南大隅町の有力者を手なずけ、東電の勝俣会長(当時)に引き合わせるなど一定の成果を上げていたオリエンタル商事の原氏が、処分場誘致に向けて知事の同意を得るため接近していたことは容易に想像がつく。

 南大隅町で処分場誘致の話が盛り上がりを見せたのは平成19年から20年にかけてのことで、伊藤知事が再選を目指した知事選も20年だった。
 平成20年、東京での政治資金パーティー・・・。関係者が原氏から聞いたとする話と事実経過は符合しており、伊藤知事の説明が求められる事態だ。


  

Posted by 代表:岩井哲 at 19:56Comments(0)報道

2013年03月07日

鹿児島・南大隅町長 収賄の疑い濃厚に

鹿児島・南大隅町長 収賄の疑い濃厚に
やっぱりあった飲食接待   ー蠢く原発マフィアー

 高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致をめぐり、森田俊彦町長の収賄疑惑が持ち上がっている鹿児島県肝属郡南大隅町。前町長をはじめ町議会議長、漁協組合長など町の有力者も巻き込む事態となってきたが、核心を知る複数の人物がHUNTERの取材に応じ、重い口を開いた。 

処分場誘致の黒幕と見られる東京電力と同町をつないだ会社社長に対し、誘致に関する委任文書が出された経緯のほか、森田町長をはじめとする町有力者と同社長の一線を越えた付き合いの実態が浮き彫りとなった。
(写真は、モーターボートの件で釈明する森田俊彦南大隅町長)

委任文書、東電訪問 すべて原氏からの依頼
 昨日報じた税所篤朗・前町長らのオリエンタル商事(東京都千代田区)・原幸一社長への委任文書について、事情を知る町関係者は、およそ次のように話した。
•問題の文書は、原さんから取りまとめの要請が来た。文書の内容は、核廃棄物の処分場を誘致する件について、原さんにすべてを委任するというもの。町長、議長、商工会長、漁協の組合長の4人がこれに応じ、町長の文書は町役場で原さんに渡された。原さんは、『農業関係者の一筆も欲しい』と言っていたが、実現しなかった。

•これは自分の見立てだが、(文書は)おそらく原さんが東電からカネを引き出すための道具だと思っていた。どのような人物か分からない原さんに、すべてを任せるなどという文書を、自治体のトップが出すこと自体不自然で、普通ならあり得ない。東電だってそんなものを信用するとは思えなかったが、実際に原さんが税所町長を東電の勝俣会長(当時)に会わせたから、驚いた。すごい人だと思った。何より、処分場ができれば、雇用も増え、この町が良くなると信じ込んでいた。皆が原さんの言いなりになっていた。


•税所(前町長)さんが言っている青森県の六ヶ所の村長とは、正確に言うと六ヶ所村の元村長のこと。たしかに原さんが連れてきた。その元村長が現在の六ヶ所の基礎を作り、あそこが放射性廃棄物の中間貯蔵基地になったことで、地域が潤っているという話だった。それはいい、と思った。


•原さんはどんな人かいまだに分からない。本人の口からは、「オリエンタル商事」なんて聞いていなかった。たしか、医学系の予備校だか塾だかを、二つ持ってるとか言っていた。


•平成21年の11月頃だったと思うが、税所町長、いまの町長の森田―そのころは商工会長、漁協の組合長、議長の4人が東京に行った。原さんから東電に行ってくれと頼まれたから。税所さんは東電には行っていないと言ってるようだが、食事のためだけに東京に行くはずがない。原さんからの依頼は、東電への訪問だった。原さんの依頼はそれだけではなかった。勝俣会長に対し、その4人で(処分場を)誘致すると言ってもらいたい、ということだった。誘致話は終わっていなかった。


町有力者―昨年まで原氏と海外旅行  別の町関係者の話からは、原氏と町の有力者の癒着が、つい最近まで続いていたことが明らかとなった。
•一昨年は、原氏とともに森田町長、県議、現在の商工会長、漁協の組合長、建設会社社長らが海南島に行った。昨年はほぼ同じメンバーで大連に行っている。費用は、とりあえず漁協が立て替えたことになっているが、その後精算したかどうかは分からない。この町の有力者は皆、原氏とつながっている。(原氏の)指宿の別荘の存在を知らない者はいない。みんな行ってるから。原氏がどんな人物かは誰も正確には分かっていない。東電側の人物で、政界にも影響力があるということは確かだ。

やっぱりあった飲食接待―濃厚となった町長の収賄
 別の証言者の話からは、森田町長が原氏から飲食接待を受けたことが判明した。
 平成21年、森田町長と親しい南大隅町内の3人の仲間が、原氏に連れられ上京する。初日に福島県の原発を視察し、いったん東京に戻って赤坂プリンスに1泊。翌日は青森県の六ヶ所村を視察して、青森県からまっすぐ鹿児島に帰るという強行軍だったという。
 じつは原氏を含む4人は、宿泊した赤坂プリンスで森田町長と合流。原氏のおごりで夕食をともにした後、六本木のクラブに繰り出していた。ここも支払いは原氏で、ゴールドカードを使ったことが目撃されている。なんとしても処分場の誘致を実現しようとする原氏に、現職町長が接待を受けた証しである。収賄は事実だったということだ。

蠢く原発マフィア―背後に電力業界
 豊富な資金力を持ち、南大隅町の有力者を取り込んだオリエンタル商事の原幸一社長とはいかなる人物か。東電の会長室に出入り自由だったことから、高レベル放射性廃棄物の最終処分場に関し、一定の権限を持っていたことは事実だ。しかし、どんなに調べても、その正体は見えてこない。

 じつは、税所前町長が明かした原氏の紹介者は、ある自民党代議士である。6日までのHUNTERの確認取材に対し、その代議士は前町長に原氏を紹介したことはないと否定したが、原氏のことは「知っている」(代議士)という。原氏がどのような人物か聞いてみたが、「学習塾を持っていると聞いたような記憶があるが、共通の友人の紹介だったので、それ以上のことは知らない」(同)としている。この代議士も指宿の別荘に招かれたことを認めているが、原氏の正体については分からないと言うのである。

 原氏と親しく交わり、指宿の別荘に招かれたり、飲食の接待を受けた人間たちのほとんどが、同氏の素性を知らないと言い切る不可解な状況だ。もちろん、原氏ともっとも親しくしてきたのが前職の商工会長時代から処分場誘致の先頭に立ってきた森田俊彦町長であることは疑う余地がない。接待、旅行、そしてモータボート・・・・。森田町長は、さまざまな贈り物を原氏からもらっていた可能性が高い。町長就任後、とたんに羽振りがよくなったという森田氏の木材関係の会社が「持ち直している」(町関係者)という証言や、昨年に新車をキャッシュで購入したという話からは、現金供与の疑いさえある。

 福島第一原発の事故以降、原発建設や核廃棄物の処分場計画の裏で、得体の知れない人物達が蠢いてきたことが報じられるようになった。原発マフィアとも言うべき彼らの活動資金は、電力会社から出ていたとみるのが自然だ。原氏もその一人ではないかと見られるが、HUNTERの直撃取材を受けた当の本人は、核廃棄物の処分場誘致を南大隅町で進めたことを「国のために個人的に動いた」と話している。

 個人的な動きかどうかは知らないが、原氏が処分場誘致を南大隅町の歴代町長、町議会、漁協、商工会などに働きかけ、飲食接待など何らかの利益を与えてきたのは事実だ。その過程で、町の有力者達から原氏への処分場誘致に関する委任文書が出され、何人かが東電の会長室で当時の勝俣会長に処分場誘致を約束している。贈収賄事件として立件されるべき事案ではないのだろうか。


  

Posted by 代表:岩井哲 at 13:33Comments(0)報道

2013年03月06日

第35回 3/8 対県庁、川内原発再稼働・南大隅町処分場反対

第35回! 3/8(金)午後6時! 対鹿児島県庁~九電前、川内原発再稼働・南大隅町最終処分場反対の定例抗議行動に起ち上がろう!

 ・この抗議行動は、鹿児島県庁前にて毎週金曜日夕方18:00から市民の有志が集まって行われます。今後、やや方針変更で、毎回18:00開始は変わりませんが、第2金曜以外は、19:00まで、県庁構内道路端にて集会・ライブ(飛び入り大歓迎)を行います。第2金曜日のみ、18:45位から県庁前ー九電前への抗議デモ、そのあとJA前での連帯呼びかけ行動を行い県庁前に戻ります。

 ・ 前回第34回は、集会15名→デモなしでした。この日は、雨が降りしきる中、24日(日)天文館街宣行動の報告、南大隅町に関して連続して展開されているHUNTERの記事をめぐる怒りの発言等、また安部政権の許し難い「安全が確認された原発から再稼働」宣言に対する弾劾発言等が相次ぎ、時間が7時くらいまで押してしまったため、今回も集会だけにとどめました。
 
 ・ 旗の掲示やキャンドル点灯、ポスター掲示の準備など:可能な方は、夕刻5時45分位には集会場にお集まり下さい。

 ・寒さがまだまだ厳しく、お天気が不安定な日々が続いていますので、念のため、毎回、防寒具・雨具の用意を怠りないようなさって下さい。

 ・自転車やお子様や乳母車を引いてのご参加も、天候さえ良ければ、なんら問題ないくらいゆるやかなデモです。気楽にご参加を!

 ・この行動に関するお問い合わせ・連絡先は、「代表」の岩井 哲(℡・090-3419-6153、メルアド・tetsu080846@po5.synapse.ne.jp)まで、よろしくお願いいたします。

 ・今後当分は、集会・デモ申請費用(累積赤字の補填が必要)など捻出のため、、100円・200円~カンパをお願いしたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。  
 ・口座振り込み・カンパのお願い:下記の口座へ、一口500円、出来れば二口以上のカンパをお願い出来ましたら、我々も勇気百倍です。再稼働阻止の闘いの飛躍に向け、どうか皆様ご尽力下さい!  <哲>

            鹿児島銀行 荒田支店
             普通預金 口座番号 3009658
               名義:かごしま反原発連合有志

 ・また、銀行口座に加え、郵便局口座も開設して欲しいとのリクエストもありましたので、(案外手続きが面倒なため)かなり遅れていますが、近々にも公開したいと思います。その際は、ご協力よろしく!



  

Posted by 代表:岩井哲 at 17:39Comments(0)デモ・集会のお知らせ

2013年03月06日

(再掲)南大隅町役場・森田町長に連日・連夜、抗議の嵐を!

(再掲)南大隅町役場・森田町長に連日・連夜、抗議の嵐を!
下記、南大隅町役場・森田俊彦町長に対し、抗議のメール・電話・FAXの嵐を、連日・連夜浴びせてやりましょう!

鹿児島県南大隅町役場 〒893-2501 鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北226
●メールアドレス info@town.minamiosumi.lg.jp ●電話 0994-24-3111 ●ファックス 0994-24-3119  

Posted by 代表:岩井哲 at 16:51Comments(0)報道

2013年03月06日

核のごみ最終処分場誘致 黒幕は「東京電力」

■核のごみ最終処分場誘致 黒幕は「東京電力」
   ~鹿児島・南大隅町長収賄疑惑に新展開~

 http://hunter-investigate.jp/news/2013/03/200824-201262720116.html 
    2013年3月 6日 09:15

 高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致にからみ、現職の森田俊彦町長(53)が電力業界の関係者と見られる会社社長と親密な関係を続け、モーターボートを譲り受けていたことが判明した鹿児島県肝属郡南大隅町で、前町長、町議会議長、漁協組合長ら町の有力者が、問題の会社社長に処分場誘致を一任する文書を渡していたことが明らかになった。町長に就任する直前まで商工会長だった森田氏もこの中に含まれている。

 前町長は5日、HUNTERの取材に対し、文書の存在を認めた上で、問題の会社社長の背後に「東京電力」の存在があったことや飲食などの接待を受けたことまで証言した。
 正体不明の会社社長を軸にした“核のごみ”をめぐる疑惑が、現職町長から町の有力者にまで拡がり、黒幕として東電が浮上した形だ。

疑惑の文書の存在認めた前町長―黒幕は「東電」
 疑惑拡大の発端は、森田町長の周辺取材を進める中、「平成19年か20年に、町の有力者がこぞって東電の代理人に念書を書いた、接待も受けている」という複数からの情報提供だった。平成19年といえば、南大隅町で町や町議会関係者らが「高レベル放射性廃棄物最終処分場」の誘致に動き、ニューモの人間を呼んで説明会を開いた時期。当時の町長は税所篤朗氏だった。

 5日、南大隅町内の自宅でHUNTERの取材に応じた税所前町長は、高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致を主導したのが、森田町長との親密な関係が明らかになった「オリエンタル商事」(東京都千代田区)の原幸一社長だったことを認めた上で、およそ次のように語った。
平成19年に、ある方から高レベル放射性廃棄物の処分場について、話だけでも聞いてみないかという誘いを受けた。この問題をめぐっては、何人もの人がやりそこなっていたので最初は固辞したが、相手が相手だけに断りきれなかった。 

 話だけならと承諾したところ、直後に原さん(オリエンタル商事の原幸一社長)が青森県六ヶ所村の村長さんを連れて南大隅町役場に来た。原さんとはこの時が初対面だった。原さんのことは詳しくは知らない。本人は東電の役員みたいなことを言っていたし、紹介者が偉い人だったので、てっきりそうだとばかり思っていた。
 六ヶ所村の村長さんの話を聞き、最終処分場の安全性が分かったが、一番魅力だったのは、町に雇用が生まれるという点だった。よし、赤信号をみんなで渡ろう、ということになった。
 その後、町議会の最終日だったと思うが、ニューモ(原子力発電環境整備機構)から3人来て、議会側も交えて勉強会をやった。この時も原さんが来ていた。以来、原さんはしょっちゅう役場に来ては議長室に入り浸りだった。役場側では私ではなく、助役が原さんに応対していた。だから議員も役場の職員も原さんのことはよく知っている。

 その前後だったと思うが、原さんに放射性廃棄物の処分場に関する件のすべてをお任せするという内容の念書だったか、覚書だったかを書いた記憶がある。署名したと思う。あて先は東電ではなく原さん。だって、原さんに任せたんだから。たしか、助役が取りまとめをしていた。書付は、議長、商工会長(森田・現町長)、漁協の組合長が書いたと思う。
 町として処分場誘致を盛り上げるための受け皿を作ろうという話になり、当時商工会長だった森田町長が前面に出て旗振りをやった。私はもう脇役になっていた。

 受け入れ態勢ができたところで、原さんから東京電力の勝俣会長(当時)に会ってくれという依頼があった。たしか、勝俣さんが会長になってすぐの頃だった。わざわざ東京に行ったのではなく、公務出張中のところを、原さんが役場で私がどこにいるか聞き出し、東京に居るんなら勝俣会長のところへ行こうということで、引っ張っていかれた。
 同行したのは原さん。原さん以外の同行者は覚えていない。東電の会長室では、さすがの原さんも引き気味だった。勝俣会長には偉い政治家だってなかなか会えないんだと原さんが言っていた。町をあげて処分場を誘致しますという話をしたと思う。なぜニューモではなく、東電かと聞かれても私には分からない。

 誘致に向けて盛り上がりを見せていた頃、議会側をともない、海上保安庁の船で佐多岬近くの処分場建設予定地の視察を行なった。その次には、原さんの大きなクルーザーでやはり同じようなメンバーで視察したことがある。
 その後、処分場建設問題がもめて、誘致は失敗に終わった。勝俣会長に会ったことでは、知事(伊藤祐一郎鹿児島県知事)にも怒られた。
町長を辞める直前の平成21年、私と商工会長、漁協の組合長、町議会議長の4人が、東京プリンスで原さんからご馳走になった。中華料理だったような記憶があるが、とにかくご馳走になった。

不可解な原氏への委任文書―疑惑拡大へ
 記憶をたどりながら、確認するように話す前町長だったが、原氏への委任文書の件や東電の勝俣会長(当時)に会った時のことは鮮明に覚えていた。
 今回の取材で存在が明らかになった文書は、オリエンタル商事社長の原幸一氏に、高レベル廃棄物最終処分場の誘致についてのすべてを任せるという内容だ。正体が分からぬ相手に対し、町長をはじめ町の有力者達が揃ってそうした文書を渡していたとすれば、もはやまともな誘致話であるはずがない。
 ただ、原氏が町長や町関係者に対し、自分の背後に控えているのが東京電力であることを強調し、税所前町長を当時の勝俣会長にまで引き会わせていたという事実は、原氏の後ろ盾が東電だったことを示している。“黒幕は東電で決まり”ということだ。

 勝俣恒久氏は平成20年2月、柏崎刈羽原圧の事故の責任を取り東電社長を辞任、代表取締役会長に就任していた。『勝俣さんが会長になってすぐの頃』に、東電の会長室で勝俣氏に引き合わされたとする税所前町長の話と符合する。
 任期終了間際だったとはいえ、処分場誘致を働きかけていた原氏から食事の接待を受けていた前町長や議長に、収賄の疑いが持たれる事態であることも間違いない。
 処分場が建設されれば巨額な補償金を手にする予定だった漁協の組合長が、この接待に同席していたことも見逃せない。町ぐるみの買収が行なわれていたと言っても過言ではない“核のごみ”をめぐる疑惑だが、不可解なのは原氏に対して出された委任文書の内容だ。なぜ、原氏に処分場誘致の一切を任せる文書が必要だったのか・・・?

 HUNTER取材陣は、その謎を解く鍵を握る人物との接触に成功。問題の文書についての経緯や、森田俊彦町長が就任後に東電を訪問していたことなど、一連の疑惑について核心に迫る証言を得た。以下、次稿で詳報する。
  

Posted by 代表:岩井哲 at 16:36Comments(0)報道

2013年03月01日

南大隅町役場・森田町長に連日・連夜、抗議の嵐を!

下記、南大隅町役場・森田俊彦町長に対し、抗議のメール・電話・FAXの嵐を、連日・連夜浴びせてやりましょう!

鹿児島県南大隅町役場 〒893-2501 鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北226
●メールアドレス info@town.minamiosumi.lg.jp ●電話 0994-24-3111 ●ファックス 0994-24-3119

  

2013年03月01日

南大隅町長に収賄の疑い

「HUNTER」で南大隅町の特集 第二弾です。

鹿児島・南大隅町長に収賄の疑い
  背景に高レベル放射性廃棄物の最終処分 ―蠢く原子力ムラ>
  2013年3月 1日 09:35 
http://hunter-investigate.jp/news/2013/03/-5322-1526-12-19-13.html

風光明媚な薩南の静かな町に、町政トップの収賄疑惑が浮上!。 

鹿児島県肝属郡南大隅町の森田俊彦町長(53)が、電力業界の関係者と見られる会社社長と親密な関係を続けていたことが判明。平成22年に、その社長からモーターボートを譲り受けていたことに加え、指宿市にある社長の別荘、東京の本社などを訪れていたことも分かった。
 今月15日のHUNTERの取材に対して、疑惑を真っ向から否定していた森田町長は、26日になって社長との関係も含めそれまでの主張がすべて嘘だったことを認めている。
 背景にあるのは、「原子力発電環境整備機構」(ニューモ)が進める「核のごみ」=高レベル放射性廃棄物の最終処分地問題。町長の収賄疑惑で原子力ムラの暗躍が顕在化した形だ。

(中略)

堕ちた町政トップ

 一連の裏付け取材を終えた記者は26日、再度南大隅町役場に森田町長を訪ねた。以下、町長室での、前回同様に総務課長を交えての取材記録である。

 記者:町長は友人が居て、その人が倒産したと。お金を貸していたから、そのカタにモーターボートを取ったとおっしゃった。町長はいくらくらいお金を貸していたんですか?
 町長:そこそこですね。

 記者:ほう、そこそこ?ところで、これが船舶の記録。あなた、嘘をつきましたよね。元の持ち主は原さんじゃないですか。売買になってますがね?
 町長:・・・・・・。

 記者:借金のカタですかね、本当に?
 町長:ええ・・・・。

 記者:違うでしょう。確認取れてますよ。平成19年に原さんが買って、22年に町長に売ってますよね。公式な記録ですよね。なぜ嘘をつきました?
 町長:いや、私がお金を貸して・・・・。

 記者:誰にですか?確認できますか?こちらはあなたの言い分を信用したでしょう。友人を助けたみたいな話をして、美談だと思ったが、真っ赤な嘘じゃないか。最初の船舶登録は指宿ですよ。あなた、指宿の別荘にも行ったことがあるでしょう。行きましたよね。
 町長:ありますね。

 記者:東京でも会ってますよね。町長になってからも。赤坂プリンス。忘れたとは言わせませんよ。
 町長:・・・・・・。

 記者:なぜ嘘をついたのか、正直に話してもらえませんか?
 町長:ハァァァァーーーーー。

 記者:噂になったから、嘘をついたということですか?
 町長:そうです。

 記者:よくないと思いますよ。
 町長:よくない。

 記者:これから先は嘘はつかないで下さいよ。いくらで買ったものですか?
 町長:15万。

 記者:15万?これ100万以上するんじゃないですか?なぜ嘘ばかりつくんですか?
 町長:・・・・・・。

 記者:町長になって、何回原さんと会いましたか?
 町長:・・・・・・。

 記者:あなた、調子に乗って、さっき『そこそこ貸した』と言いましたよね。
 町長:私は買ったつもりで・・・・。

 記者:これで選挙に出れますか?
 町長:これはもう突っ返します。

 記者:何を?ボートを?それは遅いですよ。選挙前だから突っ返す?それはないでしょう。買ったんでしょう?
 町長:・・・・・・。

 記者:原さんと密約でもあるんじゃないですか?なにか一筆入れたとか。
 町長:ないです。

 記者:なければ隠す必要などないじゃないですか。
 町長:変に疑われるからです。

 記者、いや、“疑い”じゃなかったではないですか。
 町長:・・・・・・。

 記者:オリエンタル商事の東京の麹町の事務所に行かれたことありますよね。ビルの7階の。
 町長:あります。

 記者:ありますよね。きれいな事務所ですよね。
 町長:はい。

 記者:原さんって、どんな人ですか?何をやっている人ですか?
 町長:それは分かりません。

 記者:分からないのに付き合ってたんですか?
 町長:・・・・・・。

 記者:もう一度聞きますよ。原さんはどんな人ですか?
 町長:前に町長からね、核廃棄物の処分場をこちらの方に持ってこようという話を取り次がれた人だということで、ご紹介を受けました。

 記者:誰から取り次がれたんですか?電気事業連合会ですか、ニューモですか?
 町長:分かりません。

 記者:原さんはどんな人間か分かりますか?
 町長:分かりません。本人は何も言ってません。

 記者:おかしな話ですね?なぜ嘘をついたのですか?
 町長:攻撃材料に使われたので否定すべきと考えた。

 記者:李下に冠、瓜田に履という。まさにそれでしょう。選挙どころではない。

 ちなみに、オリエンタル商事が現在の所在地に移転したのは、平成23年11月のことだ。現在の同社がビルの7階にあることを知っているということは、少なくともこの時期以降に町長が原氏と接触していたことを示している。平成21年に町長になってから、原氏とは会っていないと主張していた森田町長の話は、まったくの嘘だったということだ。

 モーターボートが友人への借金のカタだったという話は嘘、町長就任後は原氏と会っていないという主張も嘘。森田町長の言い分は、すべて崩れたことになる。
 そればかりではない。モーターボートを「突っ返す」と言い出したことで、じつは無償で譲渡された可能性があるだけでなく、こっそり別荘を訪問したり、東京で会っていたりという事実から、飲食などの接待を受けていた疑いも出てきた。

 町長の話から、オリエンタル商事の原氏が、電力業界―とりわけ「原子力発電環境整備機構」(ニューモ)と深いつながりを有していることも浮き彫りとなった。
 南大隅町では、平成19年に町や町議会関係者らが「高レベル放射性廃棄物最終処分場」の誘致に動き、ニューモの人間を呼んで説明会を開いていたのである。
 町長の話にあった『前に町長からね、核廃棄物の処分場をこちらのほうに持ってこようという話を取り次がれた人だということで、ご紹介を受けました』という原氏についての説明が事実なら、原氏にはニューモを動かせるだけの力があるということ。そうなると、同氏が原子力ムラの関係者である可能性が高くなる。

収賄への疑念
 南大隅町で起きている疑惑は、福島第一原発の事故によって発生した放射性廃棄物汚染土の処分地に限ったものではなく、さらに深刻な事態をもたらす「高レベル放射性廃棄物」の最終処分にからむ話である。

 実態がよく分からないオリエンタル商事という会社の社長が、前町長に処分場誘致を働きかけ、さらに現町長の就任後にモーターボートを譲り、自身の別荘に招いたり、東京で会うなどしていたことは明白。原子力ムラの暗躍は、現在も続いているのである。

 これまでの直接取材の結果から言って、モーターボートの無料譲渡や接待が疑われる事態であり、収賄の疑いを持たれてもおかしくない格好だ。
 一連の原氏との関係を隠蔽したあげく、モーターボート所得過程を友人への貸付金のカタだったなどという嘘をつく町長。HUNTERの取材結果を知った南大隅町の住民からは、刑事告発を検討する声も上がっている。
  

Posted by 代表:岩井哲 at 14:45Comments(0)報道