岩井哲様 2012年7月29日
猛暑が続きますがご健勝のことと拝察いたします。
去る1日福島で開催されたエネルギー対策に関する公聴会では一般市民の「福島原発事故を蔑ろにして、
大飯原発の再稼動は容認できない」との切実な訴えが報じられました。
別添の「脱原発を世界に訴える」とする小論を世界に広める決意を新たにしております。
民間事故調の委員長を務められた北澤宏一先生からは「全面的に賛成致します。日本だからこそ、世界に向けて発信していく義務があると思いますし、加害国としての責任があると思います」との力強いコメントが寄せられております。
去る1日国会で田中原子力規制委員長候補は「原子力はコンロールできる」と発言しました。
驚くべき発言です。コントロールできなかったからこそ事故が起きたという事実と矛盾しており、
見識がどうの、人物がどうのという以前の、「理論の破綻」「事実違い」です。
福島第一の事故収拾の現状を全く理解していないことがうかがわれました。
4号機危機をはじめとする事故対応に打つ手がない現状すら認識していないと推測されました。
原発の安全を確保していくとの発言も無責任極まりなく、脱原発政策をあらかじめ排除する姿勢であり
「原子力村」代表といわれるとおりです。「反省」は言葉だけであり誠意は全く感じられませんでした。
国民がこのような人事を許すならば亡国を防げません。この亡国人事に断固反対してまいります。
別掲・添付資料をお送りします。
私の関係するいくつかのグループからは反対の声が次々に送られてきております。
数例を下記致します。
ご自愛をお祈りいたします。
村田光平
記
「原発はコントロールできる、原発の安全を確保していく、
は、野田政権の御用学者であると言われても仕方がない
内容だと断言できますね。
この専門家らしき御仁は、原子力の専門家であっても、
宇宙地球物理学(地震、津波)や放射線医療学(放射能の
人体に与える影響)の専門家ではないと見られ、
専門家の狭い範囲で原発を楽観視していると感じます。
さらに、危険性のある原発に頼らないでも、自然の
有り余るエネルギーを活用するノウハウを知らないので
しょうか。
専門家は、狭い範囲で全体を判断して、大局を誤る
ことがありますが、そのためにこそ総合判断する
政治家、政権の責任は大きいのではないでしょうか。」