岩井哲のパブコメ文

代表:岩井哲

2014年08月14日 15:22

岩井哲のパブコメ文(約700字)、今やっと書いて提出完了しました。「夏休みの宿題」の気分で、うれしいものではありませんでした。規制委員会の「規制」は殆ど無視して書きました。だって、入学試験じゃあるまいし、変な規制に従って書けるモノではありません。短いながら、自由に書かせて頂きました。

1.川内原発には、コアキャッチャーが備わっていないと聞いていますが、「世界一の最高水準」(安倍首相)の「規制基準」なのに、なぜコアキャッチャー抜きで審査が行われ、「合格」が出されたのでしょうか?今からでも遅くないので、このコアキャッチャーの有無を「審査基準」に加えて頂きたいと希望します。何しろ、全国民の命に関わる重大事ですから、慎重にも慎重を期して頂きたいと存じます。

2.私は、鹿児島市に住んでいますが、火山の脅威を日々感じながら暮らしています。今朝の「南日本新聞」には、桜島の噴火の仕方が、ここ数年にない変化(噴火回数が数分の1に減り、代わりに1回の噴火の強度が飛躍的に強くなってきているーすなわち、マグマの溜まりが大きくなってきているのではないか)との記事が出ていました。姶良カルデラの動きに、不気味なモノを感じざるを得ません。
 また、先日の、口之永良部島の噴火についても、鹿児島近辺の5つのカルデラの動きの活発化を予感させるものがあります。この火山の噴火を予知した学者は、残念ながら日本中に一人もいませんでした。
 こうした火山活動に関する識見を有する方が、残念ながら、貴規制委員会には一人もいらっしゃらないと聞いております。そのようなメンバー構成の貴委員会で、果たして、川内原発再稼働という重大事案の「審査」が出来うるものでしょうか?はなはだ、疑問でなりません。
 この点、メンバーにしかるべき立場の火山学者を加えた上で、「審査」を最初からやりなおす必要があるのではないかと考えます。どうか、全国民の命、南九州の全土を守るため、ご一考いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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