鹿児島県知事:「国の意思を文書で」…川内再稼働で要求
「再稼働」の「責任の所在が不明確」な中で、伊藤祐一郎知事の腰が引け始めているぞ!万一「国の意思が文書で」出て来なければ、「再稼働阻止」も夢ではないかも!(岩井コメント)
鹿児島県知事:「国の意思を文書で」…川内再稼働で要求 毎日新聞 2014年08月01日 12時41分(最終更新 08月01日 13時08分)
鹿児島県の伊藤祐一郎知事は1日の定例会見で、九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の再稼働問題に絡み、再稼働の必要性を文書で示すよう国に求めたことを明らかにした。安倍政権は再稼働について「政治判断しない」としており、最終的な責任の所在があいまいなままだが、知事は「国として意思を示す作業が必要だ」と述べた。
原子力規制委員会が7月16日、川内原発の安全対策にお墨付きを与える「審査書案」を了承して再稼働に事実上のゴーサインを出して以降、伊藤知事が公式の場で再稼働に言及するのは初めて。
知事は「『エネルギー政策を考えて当面は再稼働が必要だから動かしてほしい』と国から文書を出してほしい、と明確にお願いした」と明言。さらに「それがなければ県としては動きづらい。対応を県にゆだねるのは間違いだ」と語り、政府からの要請文書が地元同意の「条件」になるとの意思を表明した。また、要請文書は首相や経済産業相を含む政府トップの名前で求めるとした。関係者によると審査書案が了承された後、知事が経産省幹部と会い、口頭で要請したという。
知事は早ければ9月県議会の可能性もあった再稼働の判断時期について「スケジュールも変動している」と話し、ずれ込む可能性を示唆。再稼働の可否は「今の段階で申し上げる内容ではない」と述べるにとどめた。【津島史人、杣谷健太】
川内原発1号機(手前)と2号機=鹿児島県薩摩川内市で2014年7月5日、本社ヘリから須賀川理撮影
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