(細川元総理・発)福島4号機問題の身の毛もよだつ真相は・・・

代表:岩井哲

2012年07月19日 11:13

7/20(金)午後6時! 鹿児島県庁前に集まろう!

7/20(金)午後6時! 対鹿児島県庁ー九電支社、川内原発再稼​働反対の緊急抗議行動に起ち上がろう!この抗議行動は、県庁前から九電前を通り(歩道デモ)、いわば県庁ー九電を包囲する形で、毎週金曜日夕方18:00から市民の有​志が集まって行われます。今回は第2回となります。

 細川元総理→村田光平先生への7/15付けメッセージ

 私はテレビも新聞もほとんど見ませんが、ただこのところ大変気にしていることがひとつある。それは福島原発4号機の問題です。先の原発の事故で我々は世界中に大きな迷惑をかけた。しかし、このところアメリカの議会をはじめ内外の専門家が警告を発しはじめたように、4号機の原子炉建屋が再び大きな地震や津波に襲われた場合、地上30mにある使用済燃料プールが崩壊し、チェルノブイリをはるかに超えるセシウムが放出される可能性があるといわれていることです。

 日本のメディアでも遅まきながらようやく報じられてきておりますが、この問題は北朝鮮のミサイルどころではない。実はアメリカNRC(原子力規制委員会)のヤツコ委員長は、事故直後貯蔵プールの水がなくなって大量の放射能が放出されるとの強い懸念から、80km以遠への避難勧告をオバマ大統領に行いました。しかし意外なことにプールにはまだ水が残っていて放射能大流出という大惨事には至らなかった。

 あとでわかったことですが、4号機では当時大型構造物の取り替え工事が行なわれていて、普段水のないところまで水を張って工事をしていた。しかもその工事が不手際で工期が遅れていた。その神風といってもいい偶然が幸いしなかったならば、この日本という国は放射能の灰に埋って終っていたかもしれないと考えると、全く慄然としたものを覚えます。

 すでに震災で壁や上部が吹きとんでいる4号機が事故を起したら、1500本以上の燃料棒が一体どんなことになるか。一刻も早く強力な対策を講じなければならない。もしそういうことになったらその時は、東京も関西ももちろんアウトでしょう。アジアも致命的な打撃を受けることは間違いない。東電などは地震で倒れることはないといってるけれども、東電などのいうことはとても今更信じられない。私は野田総理が就任された時から「原発に依存しない社会をつくる」という大方針を、「いつまでに」と時間を明示してあなたは指し示されるべきだといい続けてきました。特に5月のはじめにワシントンであった日米首脳会談の前に、私はこの超重大問題である4号機のことをオバマ大統領と真先に話し合って協力を要請すべきだと野田さんに進言いたしました。

 帰ってきてからどうだったかと尋ねましたら、福島問題全般について話してきたという返事で、あの感じでは肝心なことは話していないなと思いましたが、ちょっと危機感がなさすぎる。大飯原発の再稼動もそうですが、原発の問題だけはどうも私とだいぶ認識が違っているようです。


関連記事